なお、昨年秋に選出された評議員のリストから、主な財界人の名前を挙げてみると、安西邦夫・東京ガス特別顧問、大橋洋治・全日空会長、小林陽太郎・富士ゼロックス元会長、佐治信忠・サントリーホールディングス会長兼社長などなど。つい先日まで東電社長を務めていた清水正孝氏も評議員の一人だ。
だが、このリストを注意深く見ると、有名企業に混じって、聞いたことがない会社の社長や会長も名を連ねていることがわかる。
「じつはそういう人こそ、OBの実力者なんです」
と、前出のメーカー勤務の慶応OBが言う。
「幼稚舎のなかにも序列があり、一流企業の管理職の子供よりも、都内にコインパーキングをいくつも持っているような土地持ちの家庭の子供のほうがステータスが高い。他にも、浅草の老舗貴金属店の息子とか、サラリーマンの雇われ社長などとは比べものにならないケタ外れのカネ持ちの子弟が幼稚舎にはいる。彼らがグループを作り、慶応ブランドの頂点に立っているんです」